「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから。これから目指すことをきれいな言葉でアピールするんじゃなくて、これまでやってきたことをみんなに見てもらいなよ。(中略)百点になるまで何かを煮詰めてそれを表現したって、あなたのことをあなたと同じように見ている人はもういないんだって」
(朝井リョウ『何者』より)
最近、というかブログを始めてから割とずっとそうなのですが、
あれも書こう、これも書こうと少し書いては下書き保存し、下書きばかりたまってなかなか公開できないでいます。
(そうこうするうちに他の方が下書き保存中の記事に似た記事をアップされたりして、「あとから公開したらパクったと思われるかも」などとショボいことを考えてお蔵入りになっていったり…)
私、ブログだけではなく、仕事や家のこと、さらには趣味に至るまであらゆる事に対してこのような調子なのです。
例えば仕事。
いつもPCの端っこにTO DOリストを置いていて、【すぐやる(○○までにやる)】【定期的にやる(月1など)】【時間があるときやる】とカテゴリ分けしてチェックリストを作っていたんですが、
【時間があるときやる】の項目が全然減っていかない。
期限がなく、どれもそれなりに時間のかかることだったりすると、
どれからやるべきか決められず、とりあえず全て少しずつ進めたりして、
結果、どれもいつまで経ってもおわらない。
THE 仕事のできない人です。
家のことも、
毎日しなければならない家事はひたすら淡々とこなせばよいのでいいのですが、
家計簿の記帳だとか(といっても、全くカテゴリ分けもせずただただ支出をExcelにぶちこんでいくだけなのに)、保険の見直しだとか、片づけだとか、
絶対今すぐやらなくてもよいことは、ひたすら後回しにしてしまったり、ちょっとだけ手をつけて満足してしまったり…。
趣味でさえ、
「ぽよの服を作りたい!」となれば、あれもいいな、これも作りたい、とひたすら型紙をとったり布を裁断したりまではやるくせにいつまでも縫い始めないとか、
読書でも、あれも読みたいこれも読みたい!と、読みたい本はたくさんあるのに、どれからにすべきか迷って迷ってどれも読み終えられない。
…なんだか書いてて「こいつアホちゃうか」と呆れました。。。
優先順位が決められないということは、どれからやっても支障がないということなんですよね。
中途半端にいろいろ手をつけるんではなく、どれからでもいいから確実にひとつずつ終わらせて、□に✔を入れていけばいいんですよね。
家のこととかブログとか趣味とか、とにかくやればいいことには今すぐ適用できそうなので早速取り掛かります。
ブログについては、「これ書こっかな」と思いついたら、完璧な記事を目指さなくていいからとにかく書いて公開することを目標にします。
こんなことを考えたのは、冒頭にも引用を載せた『何者』を読んでガツンと衝撃を受けたからです。
私はズボラだしサボり魔だし能力もないくせに、妙に理想だけ高く持ちがちなところがあって、
何かやってみたいなと思ったことがあっても、「中途半端にやって納得できない結果になるならやらないでおこう」「完璧にできないならやらない方がマシ/やらなくていいや」などと、何かと理由をつけてやらないことが多いんです。
『何者』を読み進めているときは、冒頭のセリフを言われることになる人物のことを「イタいわぁこの人」などと嘲笑っていたのですが、
このセリフを読んで、「あ、これ自分だわ」「私相当イタい奴だ」と気づいてしまい、しばらく落ち込みました。
完璧な物を求めて自分の中だけで温めておくよりも、未完成でもいいから外に出して他者に評価や批判をしてもらう方がよっぽど良いものができる。
仕事でそういう経験もしてきたにも関わらず、自分のスタイルにできていませんでした。
批判や言い訳ばかりで行動に移さないイタい自分から脱却したいです。
最後はなんだか抽象的になってしまいましたが。
今これを読めてよかったです。
ちなみに朝井リョウさんのエッセイも読んだのですが、私こういうアホなエッセイめっちゃ好みです。
とりあえず電車内では読まないことをオススメします。
なんだかやたら朝井リョウ推しになっちゃいましたが、同郷のよしみということで。
・・・・・
先日、ぽよの動物園デビュー@東武動物公園を果たしてきました。
水族館が好きなので、きっと動物園も好きだろうなと予想していたんですが、
予想を遥かに上回る興奮っぷりで、
動物を見つける度「ほぉぉー!」やら「おぉぉー!」やら野太い大声をあげていました。
あまりに楽しそうだったので、近いうちに上野動物園にも行ってみようかな(あわよくば年パス購入しようかな)と思っています!(*´ω`*)
久々の動物園、大人もかなり楽しみました♪
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