つづるgraph

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専業主婦の労働力の搾取について考えるなどした

 

ちょっと前にかねごんさんのこんな記事を読みました。

www.syufu-watakushigoto.xyz

 

公園で知り合った小学生が3日連続で家に遊びに(押しかけて)来ている、

今後もこれが続くようなら専業主婦の労働力の搾取ではないか?という話。

 

ちょうど専業主婦が主人公の『対岸の家事』という小説を読み終わったところで重なるものがあり、

私は何も搾取されていないというのにいろいろと考えてしまいました。。

 

 

『対岸の家事』を読んだらモヤモヤが残った

この本、今話題のドラマ『わたし、定時で帰ります。』の原作者・朱野帰子さんの小説です。

キャッチコピーは

『わたし、定時で帰ります。』の著者が描く、もう一つの長時間労働。

専業主婦、ワーキングマザー、育休中のパパがそれぞれ家事に押しつぶされていく様子が描かれていて、家事の大変さや、当たり前のように家事がなされて家庭が回っていくことの尊さ、育児の孤独さや人とつながって支え合うことの大切さをずっしりと感じることができます。

読んでいる間は「わかる…!」と共感の連続だったのですが、あとからなんだかもやーんとした気持ちが。

 

ネタバレを含んでしまうので気になる方は引き返してくださいませ。

 

助け合う?一方的に助ける?

孤独に家事・育児に奮闘していた登場人物たちがつながって助け合うことでそれぞれの家庭の問題が解決していくのですが、

主人公の専業主婦は、

  • 隣の家のワーママがどうしても休めない仕事の時に病気の子どもを家で預かる(晩ごはんのおかずまで差し入れる)
  • 親の介護が始まった独身女性のサポートで、女性が仕事に行く間親を代わりにみたり、女性におにぎりを差し入れる

など、無料で奉仕しすぎなんですよ。(ワーママからは対価の支払いの申し出はあったものの)

なのに奉仕した人たちから逆に助けてもらうことはない。だって仕事してる人が専業主婦を助けることは、物理的に無理だから。

(話ができる友達ができたという意味では精神的な意味での助けになっているだろうけど、それはお互い様だから。でも子どもを預かるのはお互い様になっていない。)

 

なんだかなぁ。

同じ立場同士だったらお互い様の助け合いができるんだろうけど、立場が違うとそれが難しい。

それじゃあやっぱり対価としてお金の支払いがあるべきなのかもしれないけど、友人・知人相手にそれができるかと言われると…難しそう。

お金を払うからとより都合よく使われたりしても困る。

でも働いている側の立場で考えると、お礼に子どもを預かるなどは難しいのだから、感謝はお金で表すしかないような。

 

じゃあどうする。ファミサポ協力会員になる?

では専業主婦で時間に多少ゆとりがあってワーキングマザーに対してちょっとしたサポートもできそう、という場合、

かねごんさんも書かれているようにファミサポ協力会員として登録して、お金をもらってサポートすればよいのかな?

ただ私がそれをしたいかと言われたら、NO。

だって、ファミサポの料金って(協力する側として考えると)激安です。1時間600円という最低賃金にも満たない金額で人様の子どもの命を預かるなんて、ハイリスクローリターンすぎてとてもじゃないけどやる気になれません。

それにやっぱり、ご近所同士で助け合うってイメージしたとき、「雇用者ー被雇用者」という関係でつながりたいとは思わないような気もする。

例えば、ブログご近所さんには専業主婦もワーママもいて、もし実際にご近所だったら助け合って育児を楽にしたいと思うけど、その都度料金が発生するとなると…。

そうじゃなくてもっと「お互い様」とか「助け合い」の関係でいたい気がする。

どうしたらいいんだろうな。

もやーんと考えるだけで何もまとまりません。

 

PTAのモヤモヤ

無給でハードな役員は誰もやりたくない

かねごんさんの記事ではPTAについても触れられていました。

長女の幼稚園では「役員の仕事は下の子がいるとなかなか難しいから」ということで私は免除だったんですが、

「下の子がいると難しい」レベルの仕事って、なかなかハードなものなのでは?(´・ω・`)

やんわり説明を聞いたり傍からぼやーんと眺めているだけですが、それでも大変そうな役割だなぁと伝わってきます。

それを無給でやるって、正直げんなりです

同じ時間パートでもすれば収入になるのに、タダ働きとは。

幼稚園の運営に必須なのであれば、お給料を出して希望者を募ればいくらでも人が集まるのでは…?と思ったりします。

 

負担を分散できないのかな

ただ財源の問題があるのはわかります。教育を園任せでなく保護者も関わるという意義もわかります。

それなら数人の役員さんにたくさん仕事を押し付けるんじゃなくて、もっとみんなで分担すれば良いのに…と思ったり。(ちらっと見てるだけでも、もっと分担できそうなのになと思う仕事がある。役員以外でも、負担の重い係と軽い係の差が激しい)

保護者たちは、子どもたちのための仕事を一切したくないってわけではないのですよね。役員は負担が大きすぎるから希望者が少ないだけで。

実際、長女の園では毎週末子どもたちが借りる本の貸出係を保護者のボランティアで運営してますが、かなりの人数が集まっていて、当番が回ってくるのは1学期に1度程度です。

みんな、子どもたちの役に立ちたいし、子どもたちの園での様子もちらっと覗きたいのですよね。私も貸出係になりましたが、子どもたちかわいいし、こんな本借りるんだー、こんな本もあるんだーなど発見がいろいろあり楽しいです。小学校の本読みボランティアなんかも割と人が集まっていると聞きました。

いつか役員が回ってくることがあれば改善できたりしないかな…と思わなくもないのですが、任期が1年だと結局前年を踏襲して終わり、となってしまうような気もします。。

 

なんかPTAに関しては話がそれた感が。まぁいいか。

 

 

「地域に専業主婦がいてくれると防犯面で安心」が頭から離れない

結局まとまらないまま、もやっと考えたことをつらつら書き出しただけになりましたが、

こういうことを考えるといつも思い出すのが、

まだ私に子どもがいない頃、同僚のワーママさんが言っていた言葉。

「うちと同じ区画内に専業主婦の人が何人かいるんだけど、正直お昼にも人がいてくれると思うとなんだか安心なんだよね。こっちは仕事でいないのに勝手なこと言ってるってわかってるけど」

これ聞いた当時は自分が専業主婦になるとは思っていなかったけど、それでも「確かに勝手だなぁ」と感じた。

 

言いたいことすごくわかるんですよね。

確かに、

自分の住んでいる地域の家庭全部が共働きで子どもは夜まで保育園に行っているから昼間は誰もいない という状態よりは、

数軒でも専業主婦の家庭があって人がいて、放課後はそのおうち付近に子どもがいる、

という方がなんとなく安心なイメージはある。

だけど、共働き家庭の安心のために専業主婦してるわけじゃないんだよ…と、もし自分がその地域にいたら思いそう。もし毎日自分の家に子どもが集まってきたらと思うとめまいが。。

 

やはり、みんなが専業主婦という時代じゃなくなって、「お互い様」「助け合い」じゃどうにもならなくなっているのかなぁ…。

モヤッとして締まらないまま終わります。

 

もやーんなどと書いちゃいましたが、ストーリーがおもしろくぐいぐい読めます。専業主婦だけじゃなくいろんな人に読んでみてほしい。

 

ドラマの原作。ドラマより断然原作派です(原作厨)

 

面白くて続編も読みました。

 

筆者:あえか(id:AEKA)
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