わたしはめんどくさがりです。しかも極度の。
よく自分のことを「ズボラ」と表現してきたけど、最近どっちかというと「めんどくさがり」「ものぐさ」なんじゃないかなぁと思ってきました。
「ズボラ」の意味を調べてみると、
行動・性格がだらしのないこと。
と出てきます。
うん、だらしないといえば確かにだらしない…んだけど、それよりどちらかというと「面倒なことはしたくない」「余計な手間は極力かけたくない」「できるだけ効率よくしたい」という、極度のめんどくさがり、良く言えば?”効率厨”なんじゃないかなと。
↓こんな感じです。(リンク先の匿名ダイアリー、共感できますか?わたしはけっこう共感なんですよ、さすがにお皿は洗うけど)
あぁぁわかるタオル5回くらい全然使える。リュックのサイドポケットのファスナー常に開けてるけど高校生に開いてますよって指摘された。子どもが食べ物を床に落としても食事後まで拾いたくない、どうせまた落とすし / “すぐに元に戻さない” https://t.co/i67qEds4KR
— あえか🖋📷つづるgraph (@aekaekaeka) January 16, 2020
っていきなり話が大きくそれておりますが!
そんなめんどくさがり“でも”、いや、めんどくさがり“だからこそ”、鉄フライパンを使うという選択肢はめちゃくちゃアリですよ!という話です。
(最近鉄フライパンの記事をちょこちょこ見かけるので、ずっと下書きにあった記事を書き上げたくなりました。)
フライパンはここ数年鉄です
我が家の鉄フライパン。
小さい方は8年ほど、大きい方は5年ほど使っています。
出産直後など余裕がないときに何度かテフロン加工・セラミック等に浮気したのですが、その度やっぱり鉄に戻ってきました。
「鉄フライパンってめんどくさいのでは?めんどくさがりならなぜ鉄フライパン?」
ってお思いでしょう。でも極度のめんどくさがりのわたしにとっては、鉄フライパンの方がはるかにめんどくさくないのです!
鉄フライパンのよいところ
買い替え時期や次のフライパンの選定で悩まなくてもいい
テフロンのフライパンを使っている時一番煩わしかったのはこれ!
「そろそろコーティングとれてきたみたい。買い替えるべき?もうちょっと粘る?」
「次はどのフライパンにしよう。前回よりもコーティング長持ちしそうなものにしたいから、Amazonのレビュー読み漁ろう」
「この値段ですぐはげちゃったらどうしよう」
…こうやっていろいろ悩むのがもうめんどくさいの極み!
しかも、物理的には壊れているわけでもなくまだ使えそうに見えるフライパンを捨てることの罪悪感。これが意外と大きい。
雑に扱ってもいい
多少焦げ付いてもガリガリ削れるし、洗うときはお湯を流しながらたわしでガシガシこすればOK、フライパン上でフライ返し・ハサミ等で食材をカットするのもガンガンできる。
強火の調理もOKだし、空焚きしちゃってコーティングがはげるぅぅぅ!なんて心配も不要。
気遣い不要なのがとにかく楽なのです。テフロン加工をなるべく長持ちさせられるようにとていねいに扱うほうが、私にとっては面倒でした。
揚げ物の際油の温度がすぐに上がる
熱伝導がとてもよいので、油の温度がすぐに上がって揚げ始められるまでの時間が短い!待つのが好きじゃないなので嬉しい。
重めなのがいい
軽いフライパンだと、コンロ上でグラグラしがちなのがとても苦手です。ある程度の重みがある方が安定してて良い。(テフロン加工のものって軽いのが多いように思います。重いのもあるけど)
炒めものもわたしはそもそも振らない。弱火でしばらく放置してたまに混ぜる方式。なので重いことをデメリットに感じたことはないです。
おいしく焼ける、らしい
実は個人的に、ここを大きくメリットに感じたことがないのですが…味に敏感でなく…。
あ、でも餃子は絶対鉄のほうが美味しかった!
ソーセージ。おいしそう…なのか…!?(ソーセージの会社のTwitterに写真使ってもらえたのでそれなりにおいしそうなのだろう)
鉄フライパンの、めんどくさそうで実はめんどくさくないところ
使ったらすぐ洗わなきゃいけない?
正しくはそうかもしれませんがそこまで厳密にならなくても大丈夫。
わたしはいつも調理後にちょっと水を張っておいて、食事後の洗い物の最後に洗っています。食事するくらいの間なら全然気にしなくて大丈夫。
(なんなら私は残った料理をフライパンに入れたまま翌日まで置いておいてしまったことが何度もあります…水分多いものだとさすがにちょっとサビたりするので非推奨。)
大きい方。
お手入れが面倒?
面倒だと感じるのはおそらく、
- 洗ったあとのお手入れ
- 焦げ付いた場合のリカバリー …あたりじゃないかなと思います。
鉄フライパンは洗ったあと水分を飛ばすため火にかける必要がありますが、確かにこれは慣れないうちは面倒に感じるかも。
でも個人的にはその他のメリット(特に買い替え不要、雑に扱える)が大きいためあまり気にならず。必ずしも火にかけなくても自然乾燥でいけたりする。
「油返し」とは、「水分を飛ばしたあとにフライパンで少量の油をしばらく熱し、余った油をまたオイルポットに戻す」という手順なのですが、わたしはこの通りにやってません。
油引き(またはキッチンペーパー)で油を塗るだけ。これで十分くっつきにくさが保たれてます。
(一応、正しいとされているお手入れ法:鉄フライパンの使用方法 | 無印良品)
あと個人的におすすめなのが、定期的に鉄フライパンで揚げ物をすること!いい感じに油が馴染んできます。
我が家の超定番料理・天ぷら。熱伝導が良すぎて焦げたりもします笑
それから焦げついた場合。
たいていは、たわしや金属のフライ返しでガリガリ削ればはがせます。その後油でも塗っておけばOK。
ひどい焦げ付きの場合は、その部分をしばらく空焚きして焦げをカリカリに炭化したあとに金属のフライ返しだったりやすりだったりで削ります。その後油返しをすればOKです。
とにかく、「自分の力で修復可能」というところがとても好きです。テフロンのコーティングは自分でできないですもんね。鉄ならほぼ一生使えそうな気がする。
鉄フライパンのデメリット
実は今のところデメリットに感じることはほとんどないのですが、強いて言うなら。
夫がいつまでも「これって洗剤つけなくていいんよね?」と聞いてくる(笑)
夫が洗い物してくれる時、いつも聞かれるんです。なんとなく気になるらしい。いい加減覚えてほしい(笑)
↓ていうか使ってもいい、むしろ使うべきだそうだ。そ、そうなのか…!!
鉄のフライパンの再生とメンテナンス|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note
火加減がちょっと難しい
熱伝導がとてもよいので、その分火加減がちょっと難しい。わたしはなんだか強くしすぎてしまい焦げ気味になることがしばしば…。「思ったより弱火」で正解だと思います。
めんどくさがり仲間さん!鉄フライパンの世界に飛び込んでみませんか
いかがでしたでしょうか(一度書いてみたかったやつ)
めんどくさがりさん、ものぐささん、ずぼらさん、効率化好きさん、
もし興味があれば、ぜひ思い切って鉄フライパンの世界に飛び込んでみてください!
超めんどくさがりな上かなり飽きっぽいわたしが長年使い続けられているので、きっと良さを感じてもらえるはず…!
鉄分補給もできますよ!
↓ニトリには超格安の鉄フライパンがあるようですよ。(約1,000円!)
わたしの愛用フライパン。
どちらも柳宗理で18cmと25cmです。この形、けっこう使いやすいです。揚げ物の油をオイルポットに戻すのとかね。
25cmをよく使っていて、もうひとつ欲しいなと思っているところ。間をとって22cmとかでもいいのかな?
洗うのに使っているたわしはずっとこれ。
この形が洗いやすいのです!おすすめ。