節分の時期になると毎年どこかしらから「幼稚園・保育園に来た鬼が怖くて子どもが泣いた」という話が聞こえてきます。
親がめちゃくちゃ怖いお面をつけて子どもを泣かせる、とか。
これになんだかモヤモヤしてるわたし。
(怖がらせて泣かせて何がしたいの?って思っちゃう…批判とかでなく純粋な疑問。。
2年前にも書いてる…)
この記事で、幼稚園で行われる節分行事に関しては
「怖がらせるなんてかわいそう!」という考えで反対しているわけではないので、
入ったところでやっていただける通りにおまかせすれば良いかしら…
と書いていて、今もその考えに変わりはないので、
長女の幼稚園ではどんなやり方なんだろう?って興味を持っている程度だったのですが、思った以上に素敵な節分でした。
退治するのは「心の中の悪い鬼」
そっか、「邪気を払う」って、「自分の中の悪いものを追い払う」ってことなのか!
長女も何日も前からどんな鬼をやっつけようか考えていたみたいで、何に決まったのか聞いてみると「お菓子ばっかり食べちゃう鬼」にしたらしい。
うんうん、おやつたくさん食べて夕飯食べれないってこと多いもんね。自分の改善すべき点をわかってるなんてすごいよ。
「かかは何にする?」と聞かれ、けっこう本気で悩んだ末、「すぐ怒っちゃう鬼」としました。
(「甘いものを食べちゃう鬼」にしようかと思ったけど、最近自分で抑えられている…!)
なお夫には「ビールばっかり飲む鬼ね」と指定していた。そんな飲んでる?笑
わたし自身が「鬼」になっていないか?
わたしは普段から「鬼が来るから」「おばけが出るから」と怖いものの存在で脅したり、「いい子にしてないとサンタさん来ないよ」と交換条件のようにすることはしないよう心がけています。
脅して言うことを聞かせてもその場しのぎでしかないし、恐怖で支配したくない。自分で考える力が育たない。
…なんて偉そうに理想論を掲げてはいるものの、鬼やおばけの存在を利用していなくともわたし自身が子どもに怒鳴ってしまうことがあり。。
それって、子どもからしたら鬼やおばけよりよっぽど怖いかもしれない。大好きなはずのお母さんが鬼の形相で怒っている姿。
そんな状況で仮に言うことを聞いてくれたとしても、子どもの頭には「怖い」って感情しか残らないはず。長女も次女も、わたしが怒鳴ってしまったときはとても脅えた顔をしているし、泣き出してしまうこともある…。
そんなわたしの中の「子どもに怒鳴ってしまう悪い鬼」に、向き合うきっかけをくれた幼稚園に感謝です。
長女には、わたしが怒ってしまったときに「悪い鬼がいるよ」と注意してもらうことにしました。
一緒に「心の中の悪い鬼」と戦おうね。(でもおやつは楽しく食べようね。)
しかしキュートすぎない?この鬼…
ぶりっ子鬼…?