長女ぽよ、現在3歳7ヶ月ですが、
確か2歳過ぎくらいから、たまに目の焦点が合っていないというか、目が外に開いているような気がするなぁと思うことがありました。
眠いときやぼんやりしているときが主なので、単に眠くて焦点が合っていないだけかななんて思いつつも、
調べてみたところ『間欠性外斜視』かもしれないと思うように。
でもたまにだし、「気がする」程度だし、夫は気にならないようだし、わざわざ眼科を受診するほどでもないのかなと、三歳児健診にて相談することにしました。
間欠性外斜視(かんけつせいがいしゃし)とは
外斜視とは、右眼か左眼どちらかの視線が外側に向かっている状態です。いつも外斜視になっていれば恒常性外斜視、外斜視が出現する時と出現しない時があれば間欠性外斜視です。
間欠性外斜視とは、外斜視の時と正常な時の2つの状態をあわせもっている外斜視です。外斜視は遠くを見るときにおきると見かけ上問題となり、近くをみるときにおきると読書がしづらくなります。また疲れている時、や起床直後、明るい戸外でもおこりやすいのが特徴です。
(外斜視 | 日本弱視斜視学会より引用)
疲れているときにも起こりやすいということで、ぽよもこれに該当しそう。
間"歇"性外斜視とも表記するようです。
意外だったのが、外斜視の問題点って「見かけ上」のことだったんですね。ちょっとびっくりでした。
市の三歳児健診(三歳半で受診)にて相談
私の住んでいる自治体では三歳半の時に三歳児健診があります。
問診票の目に関する項目で、確か「焦点が合わないときがある」というようなものがあったので(うろ覚え)「はい」と回答。
当日最初にある問診にて「眼科での相談を希望されますか」と尋ねられたのでお願いすることに。
通常の眼科検診を終えたあと、確か視能訓練士という方が(うろ覚えばかり…)別室にて更に検査をして下さいました。
よくある円の一部が切れたマーク(Cみたいなの。ランドルト環っていうんですね)を使っての検査のほかに、ぬいぐるみを至近距離で見せたり、それを徐々に遠くに移動させたり、遠くでパッと出して見せたりといった検査を終えると、
「やはり遠くを見る時に外斜視がみられますので、眼科で詳しい検査を受けて下さい」とのこと。
ほうほうやっぱりか、と思いつつ、家の近所でおすすめの眼科を紹介してもらいました。
眼科にて精密検査
まず看護師さんのチェック
ランドルト環の切れてるところを指したり、近くのもの・遠くのものの見方をチェックしたり、眼鏡のようなものをかけてより詳しく視力をチェックしたり、プリズム的なものを使ってなにやら検査したり。
(ここではランドルト環の検査をする際、指さすのではなく円が描かれた紙を持って見えたとおりにくるくる回す方式で、運転っぽくて楽しくなった模様。ごきげん。)
結果は「やはり外を向く傾向がありますね」とのこと。
医師により詳しく診ていただくことに。
眼科医の診察…の前に
看護師さんより「医師の診察の前に、詳しく検査できるよう瞳孔を開く目薬を10分おきに3回さして、3回目から40分おいてからの診察になります」と言われ、待合室にて目薬をさしていただく…のですが、
- 人見知り・場所見知り
- 医者嫌い・薬大嫌い
- 加えて目薬は完全に初めて
のぽよ。待合室にて大・大・大泣き。体をよじって断固拒否です。
どうにも手がつけられないので、目薬なしで診察していただくことに。
眼科医の診察
女性の先生なのでそれほど緊張していない様子のぽよ(女性なのはチェック済み。正解だった)、
目にライトを当てられたり部屋が暗くなったりするのが楽しかったようでニコニコごきげんに。
その様子を見た先生、ぽよにどういう検査をするか説明した上で、
「ちゃんと納得してくれてそうですね」と目薬にチャレンジ。
目はギュッと閉じてしまったものの、先生に広げてもらって無事目薬がさせた!!
しかも、けっこう沁みる薬だそうなのに泣いてない!(あとで痛かったか聞いてみたら「氷みたいだった」らしい。スーッとしたのかな)
せっかくなのできちんと3回さし、きっちり40分待ってから改めて診察していただきました。
40分待つ間は外出ができたので、向かいの喫茶店に入ってチョコレートケーキをあげました。笑
(近くのコンビニにイートインスペースがあったらコンビニでおやつを買おうと思ったのだけど、なく。。外も寒すぎて断念して喫茶店というチョイスでした)
なおこの目薬の効果、2・3日続くよう。
金曜に受診したのですが、確かに週末の間くらいはしばらく近くのものがぼんやり見えていたようでした。
診察結果・その他伺ったこと
きっちり瞳孔が開いたおかげでしっかり診ていただけました。
その際伺ったことを箇条書きにて。
- 確かに外を向く傾向があるが、何かの病気が原因なのではなく、生まれつきの目の筋肉の付き方によるもの。
- 今後成長に伴い目の筋力が発達して斜視が目立たなくなることがほとんど。
- 今のところ、「ここを見て」と言えば両目で焦点を合わせて見ることができている。
これが片目で見るのが習慣化してしまうと、集中して見るような場面でももう片方の目は視線を合わせないようになるため外を向いてしまう。 - 今のところ視力はきちんと出ている(両目とも1.0程度で年齢相応)。通常6・7歳くらいまでかけて1.5くらいにまで上がっていく。おそらくぽよもきちんと上がっていくだろう。
- 遺伝性はあるのでもしかしたら妹ぴよさんにも同じ傾向が出るかも。
- 生活習慣などではなく生まれつきのものが原因なので、今後の生活でも特に気をつけることはない。
ただ通常気をつける範囲で、テレビを正面ではなく斜めから見るなど左右の目から見るものへの距離が違うということは避ける。(片目でものを見る習慣がつくのを避けるため) - 今後も中学生になるくらいまでは定期的に眼科で検診を受けるのが良い。次は4歳になったタイミングで一度検査を。
内心「テレビ見せすぎてるから…?」と心配していたのですが、生まれつきのものが原因とわかってホッとしました。
とはいえテレビの見すぎは確実に目に良くないはずなので、気をつけねば。
目が悪いのって本当に不便だしお金もかかるし…良いことなしですね。
そして最近めちゃくちゃ怠惰でソファーにごろんと横になってテレビを見ようとすることも多いので、意識して注意するようにしています。
おわりに
相談してみるまでは、正直「トトロのめいちゃんが目を回してるところみたいでかわいいなぁ」くらいに思っていたところもあるのですが(もともとめいちゃんに似ているともよく言われるので)、
きちんと検査してもらえ、今後の指針もいただけたことでちゃんと安心できました。
健康に関することは、ちょっとでも気になることがあったらきちんと医師に診察していただくようにしようと思います。
次は4歳になったら。忘れないようにせねば…というだけでは絶対忘れるので、グーグルカレンダーのリマインダーを設定済みです。笑
それにしても、しみるという目薬を3回もさされたのに泣かなかったぽよ。
成長ぶりにびっくりです。病院といえばどこでもギャン泣きの時代は終わったのだなぁ…今でも歯医者はかなりかなり手強いんだけども。
たくさん「すごかったね!」「かっこよかったね!」「がんばったね!」と言いながらの帰宅。ぽよもがんばれて自信になったのか?ウキウキの帰路でした。