つづるgraph

自由につづり、自由に描く。

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メガネとわたし。ようやくメガネとフラットにつきあえるようになった気がします

わたしは子どもの頃から視力が悪くて、コンタクトやメガネが手放せません。基本的に日中はソフトコンタクト、夜はメガネで過ごしています。

最近外見のコンプレックスについて考える機会があったのだけど、自身のことで思い出したのがメガネのこと。

わたし、メガネに対して、というか“メガネをかけた自分”に対してコンプレックスを持っていました。

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メガネに関する強烈な記憶

最初に「基本的に日中はソフトコンタクト、夜はメガネ」と書きました。わたし、どうしてもメガネの自分に自信が持てなくて、メガネ姿はなるべく人の目に触れないようにしたいって思ってしまっていたんです。

根底にあるのは小学生時代の強烈な記憶。

小3くらいの時だと思うんだけど、友人がメガネをかけることになりました。

その際、朝の会でその子がみんなの前に呼ばれ、「今日から○○さんはメガネをかけます。からかったりしないように」という紹介がされたのです。

なんだかものすごくものすごく衝撃で。あぁ、メガネってからかわれるようなものなんだ、かっこ悪いものなんだ…と、痛烈に脳に焼き付けられました。そして確かにメガネ姿をからかう男子ってのは存在して。友人が「メガネザル」などとからかわれていたのを覚えています。

父も母もずっとメガネをかけていて、メガネは身近だったはずなのに。その頃から「視力が落ちたらメガネをかけさせられる」という恐怖にかられ、窓から山を眺めることが増えました。(遠くを見ると目がよくなると言われてた。)

 

そんな努力も虚しくすぐにわたしの視力も落ちてきて。そりゃあそうですよね、両親ともに視力かなり悪いし、わたしは暗い寝室で本を読んでるような子どもだったし。週末にスポ少のバレーボールをしていたんだけど、その時だけでもかけなさいとメガネを作ることになりました。

長らくメガネ生活を送っている母の指示で、大きなレンズのもの。レンズが小さいものは視界にフレームが入って邪魔だとか。当時今のようなおしゃれなフレームがあったかはわからないのですが、おしゃれさのかけらも感じられない銀色のフレーム。母がかけているメガネに似ていたせいか、そのメガネを「オバサンっぽい」と感じてものすごく嫌悪していました。母の鼻パッドがいつもファンデーションで汚れていた印象からか、鼻パッドもオバサンっぽく感じる要因でした。

更に、スポーツをするときにかけるということで、ズレ落ちないように頭の後ろにバンドもつけて。

他にそんな子がいなかったので、本当に本当にいやでした。

初めてメガネでバレーに行ったときにはコーチに「似合うなぁ」と言われ、こんなかっこ悪いものが似合うんだとショックで泣きました。(ごめんなさいコーチ。。。)

メガネ生活の始まりがこんなだったので、わたしの中でメガネはネガティブなものとなり、コンプレックスの象徴となってしまいました。その頃ひどいニキビに悩まされていたことも相まって、自分の外見が本当に嫌いになってしまいました。

コンプレックスから逃れたくて。ささやかな反抗

中学生になるとコンタクトを使う子も増える中、わたしは母に「コンタクトは目に悪いからダメ。高校生になってから」と言われてずっとメガネ。相変わらず母の勧めのフレームが細いかわいくないメガネ。

そんなメガネをかけている自分がやはり嫌いで嫌いで。卒業アルバムの写真はほとんど見返したことがありません。

 

高校に入っても、「高校生になってから」と言われていたのに相変わらずダメだとまだメガネ。コンタクトの子もおしゃれなセルフレームのメガネの子もたくさんいる中、わたしはずっと細いメタルフレームのレトロなメガネ。

本当にいやで、自分の見た目がコンプレックスでした。写真に写るときはうつむきがちでにっこり笑えない。

自分の見た目が好きじゃないわたしにとって唯一まあまあ好きと思えるパーツが目だったのですが、それが隠されてしまうのもいやだったんだと思います。

クラスメイトに「メガネはずしたらかわいいね」と言われたこともあり、やっぱりメガネがダメなんだ、メガネかけてるとかわいくないんだとメガネを悪者にして。今思えば、メガネをかけててもかわいく見えるよう髪型を工夫するなどできることもあったのかもしれないけど、そんな努力はなんにもせずにただただメガネを嫌っていたのです。(まぁメイクとか、眉毛を整えることすら許されない校風だったのでできることもそうなかったんだけど。。)

 

そんなある日。だいぶメガネが使い古されて劣化してきてるなぁ、これ壊れたらそろそろコンタクトにさせてくれるかなぁ…などと考えながらメガネを眺めていたら、気がついたらフレームを折ってました。左右のレンズをつなぐ部分をポキっと、まっぷたつに。高2のことです。母には確か踏んじゃって壊れたとかなんとか嘘をつきました。

 

それを機に念願のコンタクト生活を手に入れ、夜かけるためのメガネも憧れのセルフレームになりました。ピンクのかわいいフレーム。安くておしゃれなメガネが買えるお店ができたんです。(ここでも「ソフトは目に悪いから」という親の指示でハードコンタクトにせざるを得ず、まあまあ大変な生活ではあったのですが。。)

それで性格が明るく一変!…ということもなく相変わらず内気ではありましたが、コンタクトにしてからの写真はメガネの頃よりもいきいきした表情のものが多くなりました。写真を見ても鏡を見ても、自分の顔きらいじゃないなって思えるようになったんです。

大学への入学は、視力が悪くなってから初めて”メガネ姿じゃないわたし”でデビューできるという嬉しい機会だったのですが、見た目にコンプレックスを感じることなく普通に人と話せるということは確固たる喜びでした。

メガネを折るって、我ながらなかなかの暴挙だったよなぁと思うのですが、わたしの中でささやかながらすごく大きな反抗だったなって思います。大げさじゃなく、人生の転機かもしれない。

ちなみに、働き始めて自分でお金を稼ぐようになってからは、ハードコンタクトじゃないとダメという呪縛も打ち破ってソフトに変えました。これもまたかなり大きな転機で、風が吹いては目にゴミが入って激痛に耐えながらトイレに駆け込み、コンタクトを流しちゃわないように気をつけながら外して洗ってまたつける…ということから開放されてものすごーーく快適になりました。実際何度も流しちゃったし、目にゴミが入るたび涙を流して仕事に支障をきたしていたので。本当に大変だった。上の子あるあるかもですが、妹や弟はもっと早い段階で、しかも最初からソフトでコンタクトデビューしており「ずるい!」と憤慨しましたね…。

 

こんなふうに「メガネ姿の自分」をコンプレックスに感じてきたので、その後も外では基本的にコンタクト。メガネはリラックス時限定のものとなっていました。

これまでに何度かメガネを買い換える機会がありましたが、選ぶのは毎度フレームが太めのもの。無意識だけど、トラウマだったのかもしれません。

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最近かけていたもの。JINSで買いました。

とはいえ、最近は主にコンタクトで生活しているので自分がメガネを折ったことなんて忘れてたのですよね。思い出して自分でもびっくりしたくらい。

久しぶりにメガネを新調。選んだのはクラシックなデザインでした

そんな折、JINSのメガネアンバサダーの募集を目にしました。JINSのギフト券をいただけて、好きなメガネを選んで購入、撮影するというもの。

なんだか縁を感じたのと、そういえば今使っているメガネはレンズにだいぶ傷がついてきたなとうっすら感じていたため応募してみたらありがたいことに当選。とても久しぶりに新しいメガネを買うことになりました。たぶん8年ぶりくらいかな。

おそらく今までと似た傾向の太めのセルフレームを選ぶことになるのだろうなぁと思っていたのですが、店頭であれこれ試着してみると、しっくりきたのはこれでした。

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ギフト券の金額オーバーしちゃったんだけど!これがよかったの。

Modern classic combi URF-19A-034 293 商品詳細 | JINS - 眼鏡(メガネ・めがね) | メガネのJINS(めがね・眼鏡)

Airframeという軽量素材とメタルのコンビ。JINS Classicというシリーズ名通り、なかなかクラシックなデザインです。これまで選んできたのと全然違う、むしろ母に言われてしぶしぶかけていた頃のような。昔はこういうのを「かっこわるい」って思っていたのが、今では「おしゃれ」と感じる不思議。いや、クラシックだけど今っぽくもあるというJINSの絶妙なデザインのおかげかな。

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おしゃれ。おしゃれである。とても秋に似合うと思う

こういうデザインに戻ってこられたのは、外見コンプレックスを忘れてしまうくらい時間が経ったからなのかな。過去の記憶にとらわれずに、フラットに自分に似合うものを選べたような気がします。最初にかけていたメガネも、もしかしたら本当に似合っていたのかも。

そういえば、鼻パッドつきのものを選んだのは自分でメガネを選ぶようになって以来初めてのこと。これまではフレームと一体になったものばかりでした。嫌っていたはずなのに結局ここに戻ってきたのは、やっぱりかけ心地が良かったからです。しっかりフィットしてずれにくい。

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昔は、かけたり外したりするときにここが「カチャ」っていうのが嫌だったのです。
でも今やむしろ萌えの対象ですよね…!

更に、全体的にフレームが細くなったことにより軽くなりました。量ってみたら実質5-6g程度しか違わないのですが、長時間かけていると負担が全然違います。

メガネを家でのリラックス時限定にしているのは、コンプレックス以外にも「ずれ落ちてくる」「かけてると耳や鼻が痛くなる」という実用面での理由もあったのです。ここが解消されたことと、デザイン面へのネガティブイメージがなくなったことで、今後はおしゃれの一環として日中にもかけたいなと思うくらいになりました。外にもかけていけるよう、これまでのものより少し度を強めにしてもらって。これまで頑なにコンタクトにこだわってきたわたしにとって、これはとても大きな変化です。

今後はメガネでおしゃれの幅を広げたい

散々メガネがコンプレックスだったと書いてきたけど、メガネ自体はおしゃれなアイテムだなとは思ってきたんです。でも、それは”自分がかけている姿”ではなかった。

おしゃれな人がかけているおしゃれなメガネだから、メガネ姿がおしゃれなんだって思ってました。

でも、外にかけていきたいって思えるメガネを手に入れた今、おしゃれの幅が広がりそうだなってワクワクしてます。

これまでは、「メガネをかけて外出=目の調子が悪い日」でした。でもこれからはもっと自由に、「この服装にメガネが似合いそう」なんて、服装や気分によってコンタクトかメガネかを選べる。読書の秋はメガネコーデも特に映えそうです。

ダイエットで少し痩せて、服選びも少し楽しくなってきた今。クラシックなメガネというアイテムをプラスして、もっとおしゃれを楽しみたいです。

 

 

 

 

 

筆者:あえか(id:AEKA)
自由につづり、自由に描く。